頭の上の蝿を追え

しがない某京大生が日常を綴る

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中山道中車輪栗毛8日目

友人に別れを告げ東京までの旅路に戻る。 高崎まで来れば東京まであと一歩だ。フィールドは関東平野。「峠」という敵はいない。 深谷で一度昼飯を取った。やたらと「渋沢栄一が愛した」というフレーズが並ぶ。後々知ったが、渋沢栄一は深谷出身らしい。丁度…

中山道中車輪栗毛7日目

この日は1度自転車を置いた。 昨日、再会を果たした高校の頃の友人と群馬県を案内してもらったのだ。 栃木県の名所は多くは浮かばないが、浮かぶには浮かぶ。日光、華厳の滝、那須高原…。 しかし、群馬県も負けず劣らず自然に溢れた風光明媚な場所があること…

中山道中車輪栗毛6日目

普段は朝をのんびりと迎える私もこの日は忙しい朝を過ごした。なんといっても昨日は28kmしか進んでいない。早いうちに長野県を抜けないと学校が始まるまでに京都に戻れない。 朝の6時過ぎに和田宿を出て佐久まで向かう。佐久への道中でも途中、笠取峠を越え…

歴史学を学ぶ

文部科学省は積極的な学問改革を進めている。 研究成果がわかりやすく何かしらの産業に応用しやすい分野に投資しそれ以外の学問分野への投資を減らす。 その方針について著名な研究者からは批判が集まり物議を醸した。ちょうど、本庶佑先生がノーベル賞を受…

中山道中車輪栗毛5日目

令和の1日目は諏訪湖畔だった。 この日は中山道最強の敵を迎える。その最強の敵に会する前に安全を願いに行こう。 私が安全を願いに行ったのは諏訪大社。諏訪地方はおろか全国的に参拝客を集める日本でも有数の神社だ。 諏訪大社で道中の無事とこれから迎え…

中山道中車輪栗毛4日目

バスの停留所であったため長居はしたくないと思い6時前に起床した。 1つ前の記事でも触れたようにこの日はとにかく眠りにつける環境ではなかった。犬の睡眠のように浅い睡眠であったが、意外と寝不足感はない。人は極限状態に追い込まれると変なスイッチが入…

「陰キャラ」論

「俺は当然陰キャなので✋」 「陽キャ怖い」 ツイッターのタイムラインを見ていると流れるツイートである。 このツイートには「自分は陰キャラだから○○をしない」、「陽キャラとされる相手は自分と相容れない存在だから苦手なタイプだろう」という意図がある…

中山道中車輪栗毛3日目 part2

男滝女滝からずっと下ること10分くらいで妻籠に着いた。 妻籠はとにかく規模の大きい宿場町。景観の徹底の仕方は3つの宿場の中で1番だった。いざ妻籠に入ると時代劇の世界に迷い込んだかのよう。細工の店や蕎麦、五平餅の店が並びずっと妻籠にいても飽きない…

中山道中車輪栗毛3日目 part1

この日は奈良井宿の付近まで走ろうと早起きするつもりだったのだが敢えなく絶起。程々の地点で泊まろう。 昨日の脚の痛みなど嘘だったかの如く体にはどこも違和感がない。ぐっすり睡眠を取り体調は万全。 3日目で最初に悩んだこと。それは「恵那峡、上から見…

中山道中車輪栗毛2日目

小鳥のさえずりで目を覚ました。小説のような話であるが本当である。 心地の良い朝とは裏腹、私の脚は悲鳴をあげ始めていた。いつものように自転車にまたがりペダルに足をかける。踏み込むと膝がずきずき痛む。「朝で体が起きてないだけやろ」と思いペダルを…

中山道中車輪栗毛

今年の春は遅かった記憶がある。温かい風が頬をくすぐりだした頃、私はあることを思いついた。 「ゴールデンウィークに何の予定も入らなかった。今年は10日間もあるのだから中山道を自転車で辿れる。」 私は思いつくや否や行程の計算を始めた。「いける」と…

スマホカメラがデジタルカメラに勝つとき

私はカメラを趣味にしている。 カメラと自転車が趣味という量産型大学生の様相を呈しているが、私はなにも「みんながやっているから」とかいう下らない理由で始めたわけではない。親の影響で小さい頃から自然と触れるのが好きでその延長線上でカメラとサイク…

奈良県は南側を攻めろ

奈良県。 それは大阪府の隣に位置し大阪の中心部から電車一本で行けるアクセスの良さ、程よい近さを兼ね備えている。関西にとどまらず関西周辺地域に住む人なら一度は行ったことがあると思う。 ではどこに行ったのか尋ねてみるとみな口を揃えて「東大寺、興…

人生に絶望する理由

私はこの頃自分の人生に絶望している。 別にお先真っ暗というわけではない。 腐っても京大生。就活に最大限失敗したとしても食っていける仕事は見つかるだろう。 そして私には仲良くしてくれる友達もたくさんではないがいる。バイトも卒なくこなし単位も卒業…

ヤバイTシャツ屋さん

私はひねくれた性格ということもあって流行りものが大嫌いである。なんでもまずは疑ってかかってしまう。ヤバイTシャツ屋さんもその例に漏れなかった。 ヤバイTシャツ屋さんを一躍有名にした曲はやはり「あつまれ!パーティーピーポー」だろう。最初にこの曲…

人とおるときにバリ携帯触るやつ

「また触ってる…。」 「そんなに俺の話おもんない…?」 「俺より携帯が大事…?」 これは私と一緒に何かしてるときに携帯を触る人に対して発生する感情である。先に断っておくが別に私はメンヘラではない。 私はセカンド童貞のようなもので今後しばらく彼女が…

遅刻について申し開く

私はよく遅刻をする。友達との予定であってもバイト先のシフトであっても。大事な予定で遅刻をし怒られて気に入っていた服を破られたこともある。遅刻といっても私の遅刻はバリュエーションに富んでいる。 1位:寝坊 定番だろう。学生なら寝坊はつきものだ。…