頭の上の蝿を追え

しがない某京大生が日常を綴る

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

武奈ヶ岳スノーハイク

大阪と京都を行き来する日々の私には、雪は縁のないものである。少年時代には、少しの積雪でも興奮して雪遊びに励んでいたものである。 しかし、京都と滋賀の県境、つまり比良山系に雪が積もり樹氷さえも見れることを知った。雪に対して憧憬の念を持つ私には…

あえての奄美大島

今から記述することは、2019年春のことである。 私は日本の南国へ行った。日本の南国といっても沖縄ではない。鹿児島県奄美大島である。 奄美大島へは格安航空券を使えば安く行ける。さらに沖縄と違っていいところは、人が少ないということである。まだ3月と…

私の不注意言行録

私はつくづく不注意な人間である。最近、そういった出来事が重なり自分という人間に嫌気がさしてきた。私は自分が好きで大事にしてきたが、自分の不注意さ、管理の杜撰さにはほとほと困らされている。 他人事みたいな言い方をしているが、他人事である。21年…

禁煙ファシズム

近年、煙草を取り巻く環境は日に日に悪くなっている。いや、非喫煙者にとっては日に日に望むべく世界になっている。これは喫煙者からしてもある意味嬉しい話だ。人に迷惑をかけて煙草を吸うのは忍びない。肺や気管支を汚して苦しんで死んでいくのは私たちだ…

のりくらいむ 2日目

のりくらいむ2日目。いよいよ乗鞍岳にアタックする。 上高地からほおのき平駐車場まで移動し、そこで自転車を組み立てて備える。 実は乗鞍岳には苦い思い出がある。去年の秋に乗鞍岳にアタックする前、国道最高地点である渋峠を登った。その帰りに、吹き溜ま…

のりくらいむ 1日目

「のりくらいむ」。 スポーツバイクに乗ったことのない人からすれば、聞き慣れない言葉だと思う。これは「乗鞍岳」と「ヒルクライム」を掛け合わせた言葉である。意味はそのままである。乗鞍岳を自転車で登る。 今回はサークル活動で訪れたノリクライムを紹…

東北チャリ 其の8

東北での長旅も今日が最終日である。 朝のうちに日本三景の一つ松島を見に行った。非常に静かな朝で、沿岸部からは小さな島々のシルエットが見えるにすぎない。遊覧船を使いシルエットに近づくことができれば、もっと迫力のある景色だったことだろう。 松島…

東北チャリ 其の7

昨日のうちに角館から盛岡まで再び戻る。 角館からはほとんど自転車を漕がない。自転車を仙台まで運びながら間の観光地をひたすら回収していく。 岩手県まで来て逃すわけにはいかない場所の1つは平泉であろう。中尊寺・毛越寺が世界文化遺産に登録され文化的…

東北チャリ 其の6

玉川温泉で朝を迎えた。玉川温泉付近は秋田県上位のクマ出没場所である。毎年のようにくまによる人身被害が発生している。普段からテントを張りキャンプをしているのだが、昨晩だけは震えながら寝ていた。今このようにブログを書けているのは運が良かったと…

東北チャリ 其の5

9日目は盛岡からスタート。 この日はそんなに距離を漕ぐ予定はなかったのでのんびりめのスタート。 昼食を盛岡市内でとる。昨日はじゃじゃ麺を食べたので今日は2つ目の盛岡冷麺を食べることにした。盛岡冷麺は辛味、酸味が調和していて美味しい。舌を休める…

東北チャリ 其の4

7日目は十和田からひたすら下る。 十和田から程なく進むと八戸市に着く。八戸は漁業の町というイメージしかなかった。しかし実際の八戸は、青森県南部そして岩手県北部の中心地として賑わいを見せていた。 八戸で昼食をとる。先述したとおり、八戸は漁業が盛…

東北チャリ 其の3

5日目の朝を深浦町で迎えた。 海岸沿いをずっと走っていると「千畳敷」といわれる景勝地がある。大概、海岸沿いで千畳敷と名のつく観光地は、だだっ広い岩が広がっているだけなのだが、青森県の千畳敷は違った。岩の色が奇妙なのである。地学は疎いのでどう…