頭の上の蝿を追え

しがない某京大生が日常を綴る

のりくらいむ 2日目

のりくらいむ2日目。いよいよ乗鞍岳にアタックする。

上高地からほおのき平駐車場まで移動し、そこで自転車を組み立てて備える。

実は乗鞍岳には苦い思い出がある。去年の秋に乗鞍岳にアタックする前、国道最高地点である渋峠を登った。その帰りに、吹き溜まりに車輪がとられ盛大にコケた。その時、私はなんともなかったが、自転車のフロントフォークが折れ乗鞍岳にアタックできなかったのだ。

私の自転車のフォークにはカーボンが使われ、よほどの衝撃がないと折れることはない。自転車屋曰く、「あなたの体が無傷ということは、すべての衝撃を自転車がカバーしてくれたんでしょうね。」とのことらしい。自転車が私をかばってくれなければ、今こうして元気に自転車に乗れていなかったかもしれない。自転車には本当に感謝している。

閑話休題

乗鞍岳を登っていこう。乗鞍岳は標高2700m地点まで自転車で登れる。車両が到達できる日本最高地点だ。ある程度まで登って後ろを振り返ると、景色がすでに綺麗。

春はまだ乗鞍岳に雪が残っている。森林限界を超え、草地しかない場所に雪があり道路もある光景は、道路好きにはたまらない光景だ。

乗鞍岳に着いた。駐車場から20km/1400mのアップ。
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畳平にある有名な池。

畳平の散策を程々に終え、乗鞍岳の山頂である剣ヶ峰に向かう。山頂までの道はまだまだ雪が残っているので、登山靴に軽アイゼンをはめる。

このような細い道を時折はさみながら歩きすすめる。山頂まではそんなに経験者じゃなくとも登れるのだが、道が細かったり踏み固められたりしていて少し怖かった。

山頂に到着。北アルプスの山々を一望する。乗鞍岳は標高3026m。手軽に登れる3000m級の山だ。